こんにちは。
カウンセラー アオです。
今日は、
自己受容しながら進める人と
自分を縛ってなかなか進めないない人の
違いについて、お話しようと思います。
自己受容をしながら進んでいける人は、
「仕事を辞めてもいい」
「私には○○する権利がある」
というように、自分が行動する際に、
無意識に自分に対して
肯定的な言葉かけをしています。
自己受容をしながら進んでいる人は、
自分の気持ちを大切にし、
時に、他者の期待を超えて
自分を優先することも心得ています。
自分の選択肢を狭くするような
「~のような場合は、○○してはいけない」
「~のような状況では、△△するべき」
という観念がなく、
自己対話の中で肯定的な言葉かけをしています。
一方、自分を縛ってしまい
なかなか進めない人は、
「○○をしてはいけない」
「△△すべき」
と自分にいわゆる禁止令を課し、
無意識に自分を縛っています。
自分に対して自己評価が低く、
周囲の期待に応えようとするあまり、
自分の欲望を抑え込んでしまっているのです。
無意識の禁止令とは?
このような禁止令は、
幼少期の経験から形成されることが多いです。
親から
「~してはいけない」
「~のような状況では○○すべき(すべきでない)」
という言葉を言われてきたことで、
このような観念(価値観)が
心の奥に刻まれ、
それが大人になっても
影響を与えているのです。
あ、これは普通の家族で育った人にも
起こりえるんです。
機能不全家族だから、
とか、関係ありません。
親子の愛は無条件の愛です。
親と同じように、
子も親を深く愛している。
親を愛しているから
子は親の期待に応えようとする。
(話がそれました、もとい)
子どものころから培われた観念。
つまり、
心の中での自分への声かけが、
あなたの心の中に
「~してはいけない」
「~であるべき」
などの無意識の信念を生んでしまったのです。
禁止令を解くためのパーミッション
では、この禁止令を解くためには
どうすればよいのでしょうか?
具体的な方法ってなかなか
教えてもらえないですよね。
それには…
ちょっと専門用語になりますが、
【パーミッション】が
有効な対応策としてご紹介できます。
「え?パーミッションて何?」
って感じですよね(^-^;
パーミッション=許可する
という意味があります。
つまり「自分に許可を与える」
んです。
やり方は、簡単。
自分のこれまでの禁止令
「○○してはいけない」
「○○であるべき」
という価値観を
「○○してもいい」というような言葉に
言い換えていきます。
日頃から意識的に言い換えてみる
職場での人間関係は特に難しいですよね。
例えば、同僚からの
頼まれごとが多いと感じると、
「断ってはいけない」と思いがちですが、
自分の気持ちを優先することも重要です。
さきほどのパーミッションを
あてはめるとすると、
「友人からの依頼を断ってもいい」
などと言い換えてみる。
あ、でも急に
自分の気持ちを優先することって
難しいですよね。
であれば、
紙に書き出して、
あなたの部屋の見やすい場所に
その紙を貼って、
夜就寝前に小さく声に出して
言ってみるのです。
「友人からの依頼を断ってもいい」
もっと具体的に
「○○ちゃんからの△△を断ってもいい」
としてもいいでしょう。
「人に迷惑をかけてはいけない」
という観念(価値観)を持ち続け、
全部自分でやることが
良いことという
偏りをもっていたのであれば、
「人に迷惑をかけてもいい」
とパーミッションしてみる。
「定職に就くべき」
「仕事を辞めてはいけない」
と必要以上に思い込んでいるのであれば、
「今の自分がやりたい仕事をしてもいい」
「いろんな仕事に就いていい」
と紙に書いて言葉に出してみるのです。
なんとなく、気持ちがゆるむ感じがしませんか?
人からの依頼を断ってはいけない、
人に迷惑をかけてはいけない、
などの価値観にしばられて
苦しいのであれば、
その価値観を書き換えてみましょう。
あ、ちなみに、
このパーミッションの言い回し
「○○してもいい」
という言いまわしにポイントがあります。
○○してもいいと言い回すと
「○○してもいいし、○○しなくてもいい」
という意味になります。
○○してもいいし、しなくてもいい。
どっちもあり。
どっちか一方ではなくて、
どっちもあり。
ここにこそ、このパーミッションのポイントがあるのです。
つまり、
自分を縛っていた価値観だけではなく、
真反対の意味も含め、
それ全体を包括的に受け入れていくということ。
どっちもありの選択肢がいつもある。
いつでも、選んでいいと思える
心の余裕のようなものが
もてるんですね。
心にゆとりを持てると、
おのずと自分への
肯定的な言葉かけも
できるような気がしてきませんか?(*^-^*)
いつのまにか
「なんか少し変わってきたかも」
って変化を味わえると思います◎
そんな変化が起こるといいな(。-人-。)
と願いつつ、
是非、パーミッション、
やってみてくださいね~。
〈まとめ〉
・自己受容しながら進める人は、心にゆとりを持ち「○○してもいいし、しなくてもいい」という選択肢を備えています。
・自分にゆとりを持つためには、無意識の禁止令に気づくことが重要です。
・自分に対して「○○してもいい」と許可(パーミッショ)を与え認めることが、心のゆとりを生む第一歩となります。